谷根千ウロウロでタグ「桜」が付けられているもの

三寒四温、東京は暖かい日と寒い日と、雨の日と晴れの日と、寒暖を繰り返しながら街に花を咲かせはじめます。
花曇り・・・というより本日はほんとうの曇りですが、朝の三崎坂を東西めぐりんの一番バスが下ってきます。
三崎坂
 


 谷中方面から JR日暮里駅・北口へ伸びる御殿坂。週末には満開を迎えて、あとは吹く風に任せて花びらを散らせるばかりです。
御殿坂


全生庵の桜の向こうに観音様。その向こうは・・・日暮里駅東口の高層ビル建設が続いています。
全生庵


 雨模様、ソメイヨシノの桜並木もほとんど散った、上野恩賜公園。東叡山 清水観音堂の裏手に、樹の側に碑と古井戸を備えた、見事なしだれ桜があります。「秋色桜[しゅうしきざくら]」という名を戴いた桜です。
秋色桜


秋色桜[しゅうしきざくら]

 上野は、江戸のはじめから桜の名所として知られていた。数多くの桜樹の中には、固有の名を付せられた樹も何本かあり、その代表的なものが、この「秋色桜」である。

 井戸ばたの
   桜あぶなし
    酒の酔

 この句は元禄の頃、日本橋小網町の菓子屋の娘お秋が、花見客で賑わう井戸端の様子を詠んだものである。桜の枝に結ばれたこの句は、輪王寺宮に賞せられ、一躍江戸中の大評判となった。お秋は当時 13歳だったと伝えられている。俳号を菊后秋色と号した。以来この桜は「秋色桜」と呼ばれている。ただし、当時の井戸は擂鉢山の所ともいい正確な位置については定かではない。
 お秋は、9歳で宝井其角の門に入り、其角没後はその点印を預かる程の才媛であった。享保 10年(1725)没と伝えられる。
 碑は昭和 15年(1940)10月、聴鴬荘主人により建てられた。現在の桜は、昭和 53年(1978)に植え接いだもので、およそ 9代目にあたると想像される。

 平成 8年 7月     台東区教育委員会


 東京聖テモテ教会の桜は、通行の邪魔という理由から道路側の枝を無惨に切り落とされていまして、協会側の枝が、十字架へ救いの祈りを捧げていました(勝手な想像)。
桜と十字架


散るは泪か花びらか...。
桜と十字架


 本郷通り沿い、巨大な布袋さまが目印の、浄土宗 湯壽山 常光院 浄心寺です。
浄心寺


■ 浄心寺・浄土宗 東京都文京区 江戸札所十番
http://www.jyoshinji.jp/

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作りは素朴ですが、迫力があります。ポッカリと空いた、へその穴にお賽銭でも入れたくなりますねえ。
布袋さま

浄心寺は敷地は決して広くありませんが、本堂は意外と高く、立体的に造られているためにとても濃密な印象を受けます。そして墓地には点々と桜が植えられています。


 春の富士見坂。左に富士山、右手にマンションの桜。
富士桜


 昨日から降り続けた雨は、昼過ぎにはコブrになり、午後遅くには日も差し始めました。
谷中霊園のメインストリート、さくら通りは、さすがに宴会客はおらず、花見は行き交う人たちだけでした。風がやや強く空気は冷え、少ないけれど桜吹雪が舞いはじめていました。

見上げれば、もわっと満開。
桜天井


 昨年も「東大の桜並木」について書きましたが、今年もまた補足を兼ねた桜並木の紹介です。
本部棟から御殿下グラウンドまで続く通りの桜並木が見事に咲きました。スクリバ・ベルツ像は東大構内の、唯一と言ってもいい花見スポットで、何枚ものブルーシートが敷き詰められています。勝手な憶測ですが、以前にも書いたように、医学部附属病院の通院、入院患者への配慮から植えられたものではないでしょうか。
東大の桜並木


桜並木


そして、本郷キャンパス内では、工学部 1号館と工学部 5号館の狭い隙間に桜並木があります。桜の見事さと相反して花見には向かない狭い空間は、まるで濱尾総長の目を逃れるかのように、工学部の影に隠れた場所にあります。
工学部桜並木


桜並木と呼べるものはこの二箇所になります。あとは所々に桜が咲いていますが、一番目立つのは、安田講堂脇のしだれ桜でしょうか。


 千駄木の路地奥の駐車場を彩る桜は、昭和 30年(1955)頃に植えられた、八中(文京区立第八中学校)の卒業記念樹だそうです。
先週の日曜には近所の親父さん達が、気の早い花見を楽しんでいましたが、あの方々は当時、八中の生徒だったのかも知れないなあ。
パーキング桜


【参考】
まちの木霊(制作・発行: 谷中学校/坪庭開拓団/"まちの木霊"プロジェクト)


「夕やけだんだん」階段上のオオシマザクラと、木陰で店を開く刃研ぎ屋さん。
だんだん上


今日は花曇りで、オオシマザクラの瑞瑞しい緑の葉と涼しげな白い花を上手く撮影できませんでした・・・。
だんだん


 JR日暮里駅を谷中方面へ向かう御殿坂の手前に、谷中霊園へ入る桜並木の通路があります。谷中霊園のメインを貫く大通り「さくら通り」へ通じるこの小径は、直線で約 200mほどあります。
桜トンネル


この桜トンネルの南端に、天を泳ぐ龍の如く、長い枝をくねらせながら、ほぼ真横に伸びた桜があります。
枝振り


玉林寺脇の小径に咲いた桜の花弁を透かす春の日差し。
桜の花弁


 毎年、通り越しに楽しめる自性院[じしょういん]のしだれ桜は、赤味が濃いのが特徴です。
自性院
7〜8分咲きと言ったところでしょうか。まだ、つぼみも多く見られました。通り沿いにはSCAI THE BATHHOUSE[スカイ ザ バスハウス]」があります。


自性院の中からしだれ桜を見上げますと、「SCAI THE BATHHOUSE」の煙突と、大雄寺の中庭にあるしだれ桜の一部が塀越しに頭を覗かせています。
しだれ桜


七面坂の側面、六阿弥陀阿道に面して、長明寺があります。


そして境内正面には見事なしだれ桜があります。


 本行寺の辛夷[こぶし]と、しだれ桜です。
08032308.jpg しだれ


相変わらず、ハクモクレンと辛夷を見分けられずにいますが、本行寺は辛夷で間違いないと思います。(自信はありませんが...)
辛夷


谷根千界隈でも、大型で早咲きのしだれ桜です。(長明寺、自性院のしだれ桜も、もうすぐです。)
しだれ桜


三崎坂の寒緋桜」コメント欄にて、カンヒザクラの名前を教えて頂くと、改めて上野公園のあちこちで満開のカンヒザクラに気付きました。
その中で比較的まとまって咲いていたのは、上野公園噴水の南側ベンチの上を屋根のように覆うカンヒザクラでした。
カンヒザクラ


 よみせ通り〜へび道と、三崎坂の交差点から坂を眺めると左手に、紅梅カンヒザクラが見えます。
梅の手前、坂の左手には「乃池鮨」「Fleur(フレール)」「二本木商店」が並び、右手には、「谷中カフェ」「やま」「朝日湯」などが並びます。
三崎坂


 上野公園の何カ所かには散りかかっている寒桜が咲いています。
上野公園


寒桜


ヒヨドリが桜の蜜を、一所懸命吸っていました。
ヒヨドリ


 根津神社境内、乙女稲荷の参道入り口脇に、小振りな冬桜[フユザクラ]の樹があります。
フユザクラ


女の子のほんのり染まった頬っぺたのように、柔らかなピンク色の花びらが、気持ちを温かく和ませてくれます。
フユザクラ


銀杏の黄葉を背景にすると、不思議な色の取り合わせですね。


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